大学生の学びと暮らしを守る FREE京都の取り組み
現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、社会は1年前には考えられなかった姿に様変わりしてしまった。当たり前だった講義、アルバイト、友人同士の集まりが大きく制限されている日常にストレスを感じている方も多いだろう。
そんな中、大学生の日常生活に大きな影響を与えているのがやはりアルバイトの問題ではないだろうか。「アルバイト代が入らないため、学費の納入や生活費に困っている」といった声も多く聞かれる。そこで大学生の経済問題に学生自身が主体となって取り組んでいる学生団体「FREE京都」の活動を紹介したい。
FREE京都のメンバーで、本学の4回生でもある河村さんにオンラインでお話を伺った。
〇「FREE京都」とはどんなことをしている団体なのですか?
はい、当団体は、経済的事情に左右されず、あらゆる人が学ぶ権利を獲得できる社会を目指し、高等教育費の無償化を要求する団体です。
2019年に発足した京都の学生が中心となって主体的に始めた学生による学生のための団体です。
○具体的にどんな活動をしていらっしゃるのですか?
活動内容としては、学生の生活の実態調査を行い、高い学費に苦しむ学生の現状を可視化させること、高等教育の学費無償化への大きな世論を生み出すことです。
〇今回の新型コロナウイルス感染症の影響での取り組みを教えてください。
「新型コロナ感染拡大の学生生活への緊急影響調査」というアンケートを行っています。
新型コロナウイルス感染症の社会的影響により明るみになった、「そもそも高い学費問題」の抜本的な対策を行うため、政府、政治家、世論に働きかけるために、学生の皆さんを対象としたアンケートを行っています。学生の皆さんの現状を社会に発信していくため、ぜひご協力をお願いします。
当団体は「学びは権利である」という信念の下活動していますので、新型コロナウイルス感染症の影響以前から高い学費自体を問題としていますが、まずは新型コロナウイルス感染症の影響を受ける現状において、社会へ学生の実態を訴え、対策を促すという目的で今回アンケート調査を始めました。
アンケートはSNSから簡単に記入可能ですので、ぜひご協力をお願いします。
筆者もこのアンケートに回答してみたが、匿名で5分程度にすべて回答できた。このアンケートに回答することは、学費や生活費の面で不安や不満があるが、自分自身ではなかなか行動を起こせない、といった人にも簡単に取り組めるアクションだと感じた。あなたの回答がきっと現状を変える一助になるはずだ。FREE京都のアンケートを通じて社会に学生のナマの声を届けよう。
〇FREE京都
Twitter:@FreeKyoto
Instagram:free_kyoto
Gmail:freekyoto01@gmail.com
【FREE京都ではともに活動する仲間を募集しています、SNSかGmailの方からご連絡ください!】